こんにちは、にどねゆうきです。

先週の9月14日でニンテンドーゲームキューブが20周年!!


アラサーの私は20年前は小学生。
「ゲームは1日1時間」で育ってましたので、物理的な時間としては今のほうがゲームをしているような気もしますが、子供時代の思い出は永遠に感じられるように、ゲームとの思い出も濃厚なものなのです。

そんなゲーム盛りに友達と遊びまくったゲームキューブには思い入れのあるソフトがたくさんありますが、本日取り上げさせていただくのが「ゼルダの伝説 風のタクト」です。



2002年発売の風のタクト。
当時からリンクのデザイン、トライフォース集めと相当に賛否両論あったゲームです。

何年か続いたトゥーンリンクのシリーズも今では途絶えてしまったので、「あれってなんだったの??」という感じもありますが、違うんですよ

もうずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとゼルダの伝説をやっている任天堂オタクだからこそ分かるのですが、風のタクトで新しくシリーズに組み込まれて、ブレスオブザワイルドでも採用されている要素ってたくさんあるんですね。

なんならムジュラの仮面ぶりにゼルダをやる方々からはブレスオブザワイルドの新要素だと思われていたりして、ちょっと悔しいところもあります。

そんなわけで、今回は「これって風のタクトの新要素だったんだぜ!!」というシステムアラサーの怪しい記憶をもとに書いていきたいと思います。

(ちなみに時のオカリナ―風のタクト―ブレスオブザワイルドはストーリー的にも色々繋がっていたりするので、手元にある方はぜひマップにも注目してみてください)



  • その1:パラセールで空を飛ぶ
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いやーもう何をさておきダントツはこれでしょう。パラセールで空を飛ぶやつ。
「これがあるからブレスオブザワイルドは楽しいんだよ~」という話はよく聞きますし、広大なオープンワールドを飛べるのはブレスオブザワイルドならではなのですが、違うんですよ

空は風のタクトから飛べるようになったんですよ


2002年から飛べるんですよ。証拠写真こちらです。


\ どん /


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飛んでます。
デクの木サマから貰える風のタクトの新アイテム「デクの葉」です!!

どこからどう見てもパラセールと同じです。いや、パラセールがデクの葉と同じなんですが。

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風のタクトではいつものフックショットとかみたいなノリで手に入るアイテムなので、思いっきり謎解きに使います。

それこそ風の向きを変える伝説のアイテム「風のタクト」と組み合わせて使うので、まさに「デクの葉」は風のタクトを象徴するアイテムなんですよ!!(熱弁)

ちなみにデクの木サマから貰えるというか、もうデクの木サマに生えている葉っぱそのものです。デクの葉。丈夫さとしなやかさがすごい。



・その2:コログ族たち

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ブレスオブザワイルドでは作業感のハンパない「コログの実」渡し担当要員として世界中に散らばっている「コログ」たち。

このキャラクターもブレスオブザワイルドで初めて見た方が多いんじゃないかなと思うんですが、違うんですよ。

彼らも2002年からいるのです。

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時のオカリナでは森の精霊といえば「コキリ族」でしたが、リンクト見た目が似ていて扱いにくかったのかもっと森の精霊っぽい「コログ族」が風のタクトでは新登場しました。

葉っぱ使って空を飛びます。

風のタクトではこのコログ族と一緒に冒険をする場面もあるので心に残るんですよね。
世界中に散らばったコログ族に「デクの木サマの森から水汲んできてくれ」と頼まれる恐ろしい作業感もブレスオブザワイルドに見事に受け継がれているのではないかと思います。




・その3:リト族たち

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やたら良い声でリーバルトルネード言ってくれるので、インパクト絶大なブレスオブザワイルドのリト族たち。

時のオカリナには居なかったよな、と思うところですが彼らも風のタクトが初出です。


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BGMが名曲と名高い「竜の島」に住んでいて、空を飛ぶことができ風のタクトの世界では郵便屋さんをしています。
ブレスオブザワイルドのリト族は世界中でアコーディオン奏でてる彼とか、なんだか高等遊民感を漂わせていましたが風のタクトのリト族はめちゃくちゃ働いています。

郵便屋さんは人材不足なのか始終忙しそうでブラック企業感がハンパないです。どこかで仕事に人生を捧げるむなしさにリト族は気づいたのかもしれません...



  • その4:敵の武器を使う
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ブレスオブザワイルドといえば武器。
どんどん武器が壊れていくので、敵が落とした新しい武器を使うことで厳しい戦いを乗り越えなければいけません。色んな武器を使っていくのがブレスオブザワイルドの醍醐味ですね。


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これも風のタクトからの登場です。
風のタクトではブレスオブザワイルドのようにアイテム欄に入れて持ち運ぶことは出来ませんが、そのマップ内で大活躍してくれます。

特に序盤はリンクの剣の威力がかなり低いので、敵の持つ武器のありがたみは大きいです。
「デクの棒」みたいなのをボコブリンが持っていることも多く、いつも通りのたいまつに火をともす謎解きではお世話になります。


  • その5:敵に攻撃を当てたときに音が鳴るやつ
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戦闘演出はブレスオブザワイルドの中でも盛り上がる要素の1つ。
時のオカリナの頃から気持ちの良い効果音は健在ですが、『攻撃したときにオーケストラのトゥッティ(全員で合奏する部分)が鳴る演出』は風のタクトから導入されました。

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風のタクトの戦闘演出はシリーズの中でも評価が高く、ゲームとしても大きなセールスポイントになっています。

開発当時、任天堂のサウンド担当の方のインタビューを拝見してこだわりの深さに感銘を受けたことをよく覚えています。



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というわけで、最近風のタクトをプレイしていたのでパッと思いついた5つの要素を書いてみました。いかがでしたでしょうか?

神々のトライフォース、時のオカリナ、ムジュラの仮面という伝説の神作品たちの次という、ものすごいプレッシャーの中でデザインの大幅な変更をはじめとした数々のチャレンジが行われたのが「風のタクト」です。

ブレスオブザワイルドが歴史に名を遺す偉大なゲームであることは疑う余地がありませんが、こうした名作も過去作の土台があったからこそ。過去の作品に改めてリスペクトの気持ちを抱くとともに、これからのゼルダの伝説がますます楽しみです。